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恒炎窯ご案内
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明城焼とは​

 

「明城焼」は、柏崎市安田の「城之組」・「明神」両地区の名称からとったものです。 

両地区の粘土を使い、明神には窯場もあることからこのような呼称にしました。  

京都に在住していた折に資料館で「陶芸の歴史」について調べてみると、

柏崎にも陶芸の窯場としての歴史があったことを知りました。

地元産の土を使用​

 

そこで柏崎市安田に窯を開いたのを機会に、「城之組」地区の土を精製して粘土にしてみました。
さらに、「明神」地区の薪窯用地を取得したことで当地区の土も使用することとなりました。
 柏崎の土は何れも「鉄分」を多く含んでおり、単独での使用は難しいこともあり、各種「耐火物」等を工夫しております。
山から採取して粘土に精製したものを熟成させると粘土は微生物の働きで粘りが増し、まろやかになり、ろくろ形成がし易くなることが分かります。

長いものでは10年を超えて使用しているものもあります。 
​ 柏崎の海岸に流れ着いた「鉄砂」を釉薬にして紋様とした「鉄砂紋」作品は、「鉄」の働きでお茶やお酒が美味しくなると言います。

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強い焼き物「還元焼成」​

 

  当窯での焼成方法は「還元焼成」法です。
生地の中から時間をかけて酸素を抜きながら焼き締めてゆく、言わば窒息状態で燃焼させる方法です。
そのため強い焼き物が期待出来ます。 
​また、酸素量を制限することで渋く趣のある作品となり、​微妙な色の変化を楽しむことが出来ます。
さらに、釉薬の掛け方によっても微妙な変化を楽しむことが出来ます。
​還元焼成は、強度が外的要因の影響を受け易い瓦を焼く際にも用いられています。

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登り窯風穴窯​

 

 平成26年7月、陶芸を始めたころからの夢であった「穴窯」を7年がかりで完成することが出来ました。

土盤作り、排水施工、窯部屋作りと続き、窯本体のレンガ積み上げは1年がかりで

実に2,000個を超える数となりました。

 本窯の初窯焼成には、松材を主とした薪を約7トン準備した。
作品と火の「せめぎ合い」は6昼夜にも及び、その最高温度は1,250度を超える域に達します。

薪の焼成灰が作品にかかり、「自然釉」となって無二の紋様を創り上げます。

薪を焚く労力や薪材の準備にはかなりのエネルギーを要しますが窯出しした作品を見たときには、それらを吹き飛ばす魅力を感じます。

  焼成は例年秋に実施しており、現在迄6回の実績があります。
令和2,3年については「新型コロナ禍」の中で断念しておりますが早晩、再開できることを願っております。

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常設窯​

 

 平成6年柏崎市安田の地に開窯した「恒炎窯」柏崎の土にこだわり、

様々な素材をブレンドして焼き上げられた陶器を創り上げております。

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窯主・片桐恒友

■昭和19年    新潟県柏崎市に生まれる

■昭和61年    サラリーマン生活の傍ら、

          京都市で清水焼職人に師事、

          作陶を始める

          全国の陶芸作家と交流・修行

■平成6年    新潟県柏崎市に「恒炎窯」開窯

          百貨店での催事や各種イベント、

          ギャラリー展等に出店

           ※様々な公募展に出展、入選

■平成18年~21年 大和長岡店で作陶展

■平成21年    新潟県クラフトマンクラブ会員

■平成26年    柏崎市安田に「登り窯風穴窯」完成

■平成26年11月  穴窯の初窯焼成

■平成27年10月  穴窯の2回目焼成

■平成28年10月  穴窯の3回目焼成

■平成29年10月  穴窯の4回目焼成

■平成29年10月  長岡市「松籟閣」作陶展

■平成30年10月  穴窯の5回目焼成 

■平成30年11月  長岡市「松籟閣」作陶展

■平成31年10月  穴窯の6回目焼成 

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